ラスペネは優秀である。
しかし、ラスペネは万能グリースではない。
ラスペネは、固着したボルトを緩めるための浸透潤滑剤である。
分解前には強い。
しかし、組付け後に長期間その場へ残って潤滑するグリースではない。
高温ねじの焼き付き防止剤でもない。
ブレーキグリースでもない。
ラバーグリースでもない。
ベアリンググリースでもない。
つまり、ラスペネは「外すための道具」であって、「組むためのグリース」ではない。
外すときはラスペネ。
組むときは用途に合ったグリース。
ここを分けない人は、整備ではなく、油を吹いているだけである。